ビジネスバッグ選びのヒント

吉田カバン|一針入魂

吉田カバンってどんなブランド?

一針入魂、メイドインジャパンを貫く頑固ブランド

吉田カバンのブランドロゴ 吉田カバンは創業1935年、80年以上の歴史をもつ日本の老舗バッグブランドです。
1962年に立ち上げた「ポーター」ブランドはあまりにも有名。
通勤や通学でポーターのブランドタグを見かけない日はないといっても過言ではないぐらいの人気で、押しも押されぬ吉田カバンの看板ブランドでしょう。
吉田カバンの人気の理由は、決して奇をてらうことなくオーソドックスでありながら機能的で使いやすい。それでいて表現が難しいのですが「吉田カバンらしい」ところです。
素材やフォルム、デザインが違っても根底に「吉田カバンらしさ」があるから、女性・男性、年齢・職業を問わず幅広く支持されています。

使いやすい真面目な実用カバン

吉田カバンは、創業以来、メイドインジャパンを貫き続けている頑固で真面目な実用カバンです。だから吉田カバンのバッグは海外製は1つもなく、すべて日本製です。使ってみるとわかりますが縫製がシッカリしていてとても丈夫です。
カジュアルなデザインが多くて20代から40代ぐらいのビジネスパーソン向けのイメージが強いです。
もちろんフォーマルなスーツスタイルに似合うカチッとしたビジネスバッグもありますが、しっかりフォーマルなビジネスシーンでビジネスバッグでも、どこかカジュアルなテイストを残しているのが吉田カバンらしさです。
おすすめは、吉田カバンの2大ブランドである「ポーター」と「ラゲッジレーベル」です。
どちらもけっして安価なブランドではありませんが、日本製で信頼出来て、機能性・耐久性も高く、安心して選べるというところも愛用者から高く評価されている点です。


吉田カバンの歴史

1935年(昭和10年): 創業者 吉田吉蔵が東京 神田須田町に「吉田カバン」の原点となる「吉田鞄製作所」を設立
1962年: 初の自社ブランド「ポーター」を発表
1968年: 継続商品の中で最も歴史が古いシリーズ「バロン」を発表。当時からまったく変わらないデザインは今も愛され続けています。
1983年: アメリカ空軍のフライトジャケット MA-1をモチーフにした、ポーターの超人気シリーズ「タンカー」を発表。発表から30年以上が経つ今もなお愛され続ける永遠のスタンダードモデル。
1984年: ポーターと並ぶ人気ブランド「ラゲッジレーベル」を発表
2000年: 初の直営店「KURACHIKA YOSHIDA」を表参道にオープン
2004年: 自身の名を冠したブランド「ヨシダ」を発表
2009年: 完全な女性向けのブランド「ポーターガール」を発表。ブランドの「丈夫で使いやすい」という基本はそのままに、女性らしさを意識したアイテムを展開。
2013年: 関西地区初の直営店「KURA CHIKA YOSHIDA OSAKA(現PORTER OSAKA)」をオープン。
2017年: 「KURACHIKA YOSHIDA」を「PORTER」と改称。


ポーターとラゲッジレーベルの違い

吉田カバン ポーター(PORTER)のブランドロゴ ポーターは1962年に吉田カバン初の自社ブランドとして誕生しました。当時は鞄メーカーがオリジナルブランドを持つこと自体が珍しく、画期的でした。
吉田カバンの主力ブランドで、吉田カバンがラインナップしている商品(グッズを含む)の約7割弱を占めています。
男性向けがメインですが、ユニセックスで使えるカバンが多いのも特徴です。
華美な装飾はなくシンプルで機能的なデザインです。 吉田カバン ラゲッジレーベル(LUGGAGE LABEL)のブランドロゴ ラゲッジレーベルは1984年に設立された吉田カバンの2つ目の自社ブランド。
ポーターよりも素材や縫製、パーツにこだわった高級な位置付けのブランドになります。

ポーターとラゲッジレーベルの比較 ※2019年4月時点
ポーター ラゲッジレーベル
設立年 1962年 1984年
アイテム数
(グッズ含む)
2640点 223点
ブランドの位置付け メインブランド 高級路線
主な価格帯 1万円~5万円 2万5千円~7万円

ポーター

吉田カバンを語る上で絶対に外せない看板ブランド

商品価格帯 約1万円~約5万円

吉田カバン ポーター(PORTER)のブランドロゴ 下げ札(紙製のタグ)に描かれたポーター ポーターというブランド名は、ホテルなどでお客様のカバンを預かるポーターという職業が常にカバンに触れ、カバンの良さを知る者であるということに由来しています。そんなことから、かばんの下げ札(紙製のタグ)にはポーターが描かれています。
ラインナップ(グッズを含む)の約7割がナイロン製で、フォーマルなデザインよりもカジュアルなデザインのバッグが主流で、ガチガチのビジネスバッグというよりもオンもオフも使える感じのバッグが多いです。
さすが日本製だけあって、作りや縫製はしっかりしていて、機能性重視の質実剛健な仕事鞄です。 ポーター/テンション 2WAYブリーフケース 627-07307 シンプルで丈夫なビジネスカジュアルシリーズ「テンション」
「テンション」は、コーデュラ®ナイロンをかばん素材に採用したビジネスカジュアルシリーズ。通常のナイロンの約7倍もの強度を誇る、耐摩擦性、耐引裂強度に優れたコーデュラ®ナイロンをかばん素材に用いているので、シュッとスッキリとしたさり気ないビジネスバッグなんですが、とにかく丈夫です。
またシンプルな外観に対して、スマホや手帳などを入れるポケットやペン挿しなどが充実していて中身は機能性抜群。 ポーター/タイム 3WAYブリーフケース 655-06166 ハイスペックな素材の魅力が堪らない「タイム」シリーズ
強度、軽量性、防水性能の三拍子揃ったビジネスシリーズです。
機動力抜群の3WAYブリーフケースやデイパック、収納容量に優れたオーバーナイトブリーフケースなどが揃っていて、ジテ通(自転車通勤)や宿泊出張に持って行きたくなるビジネスバッグです。
メイン素材には、2種類の太さのコーデュラ®ナイロン糸をタテ糸、ヨコ糸に織り合わせた、軽量でありながら丈夫で引裂強度・摩擦強度に優れるオリジナル生地を用いています。
さらに生地の表面に高い撥水・防汚効果のあるテフロン®ファブリック加工を施し、裏面はPVC加工をすることで内装に水滴が染み込まないようにしています。強度・軽さ・防水性を兼ね備えたハイスペックな素材です。 ポーター/ヒート 3WAYブリーフケース 703-06980 ガンガン使えて丈夫!無骨な見た目も魅力「ヒート」シリーズ
ぎゅうぎゅう詰めの満員電車での通勤や猛暑日、雨の日の出張など、とにかくハードな使い方になりがちなビジネスバッグだから、ガンガン使ってもへこたれないタフさはビジネスバッグの重要なファクターです。
ヒートシリーズはハードなビジネスシーンにぴったりのビジネスバッグです。程よくミリタリーテイストで無骨な見た目も男の仕事鞄という感じで魅力的。
ポーターのファスナーやホック、ナスカンなどの金具は使うにつれて経年変化が表れるように、あえて色が剥げるような塗装をしてあります。これがなかなかイイ味が出ます(^-^*)。

吉田カバン ポーターのビジネスバッグ


ラゲッジレーベル

ポーターよりもワンランク上の位置付けのブランド

商品価格帯 約2万5千円~約7万円

吉田カバン ラゲッジレーベル(LUGGAGE LABEL)のブランドロゴ ラゲッジレーベルは、ポーター発表から約20年経った1984年に発表されました。吉田カバンにとって2つ目のブランドになります。
オリジナリティとベーシックの融合をコンセプトに、素材や縫製にこだわった高級ラインの位置づけでポーターよりも高めの価格設定になっています。
ラゲッジレーベルの象徴的なテーマともいえるミリタリーモチーフに、現代のライフスタイルに合った機能やデザイン性を取り入れています。
最近は吉田カバンといえばポーターというイメージがありますが、1990年代は吉田カバン=ラゲッジレーベルというほど人気があり、街中にラゲッジレーベルの顔でもある「赤バッテン」「青バッテン」が溢れていました。

ラゲッジレーベルの赤バッテン・青バッテンの違いは?

特徴的なロゴマークから、ラゲッジレーベルのライナーシリーズを「赤バッテン」、ニューライナーシリーズを「青バッテン」の愛称で呼んでいます。
赤バッテンと青バッテンの主な違いは、素材の違いです。
青バッテンのほうが赤バッテンよりも耐久性が優れていて価格帯も高く、より高級なシリーズの位置付けとなっています。 吉田カバン ラゲッジレーベル(LUGGAGE LABEL) 赤バッテン 1984年のラゲッジレーベル発表とともに誕生。「赤バッテン」の愛称で親しまれてきたライナーシリーズ。ラゲッジレーベルブランドを代表する人気のシリーズです。
レーヨンキャンバスにPVC加工(ポリ塩化ビニル加工)した生地は1980年代では斬新でした。スポーツバッグなどにもよく採用される加工方法で、優れた防水性能・防汚性能が特長です。 吉田カバン ラゲッジレーベル(LUGGAGE LABEL) 青バッテン 「赤バッテン」ライナーシリーズ誕生から5年後、1989年に登場した「青バッテン」ニューライナーシリーズ。「赤バッテン」ライナーシリーズの上位シリーズの位置付けで価格帯も高めです。
高密度ナイロンメッシュにPVC加工(ポリ塩化ビニル加工)を施した生地は、「赤バッテン」のかばん素材よりも耐久性が高く、軽快・スマートな印象で人気です。

ビジネスバッグのおすすめは赤・青バッテンなしのシリーズ

ラゲッジレーベルといえば赤バッテン、青バッテンですが、バッテンのロゴマークが付いてないシリーズもあります。
ビジネスシーンではインパクトの強いバッテンロゴが付いたバッグよりも、赤・青バッテンが付いていないシリーズをおすすめします。
バッテンロゴの入っていないラゲッジレーベルのシリーズだと、一見どこのブランドか分からないぐらい、吊り下げタグにさり気なく「LUGGAGE LABEL」のロゴが入っているだけなので、めちゃくちゃスマートな印象です。
ポーターよりも高級なビジネスバッグを探している方やポーターだとあまりにもベタだという方におすすめです。 ワンランク上の素材・パーツにこだわった本格志向のラゲッジレーベル エレメント
ビジネスシーンでの使用を意識し、表革は鞣しの段階でスコッチガード™の薬品を含ませて撥水性・撥油性に優れた革に仕上げています。
また「革らしい革」と言われるような仕上げをあえて行わずクロームで鞣して顔料で仕上げ、革素材の本来のイメージからは遠い新たな質感、素材感を追求しています。
ファスナーには入念に磨きあげた、重厚な風格や滑らかな開閉が際立つ高級仕様のエクセラファスナー(亜鉛メッキ仕上げ)を用いて、金具はギリギリまで艶を落とした黒ニッケル仕上げにしています。スライダーは、L.L.(LUGGAGE LABEL)のロゴが入ったデザインです。
ブラックレザーと、輝きを抑えたパーツ類、グレーの裏地の組み合わせは人工的な魅力を放ち、今までのレザーシリーズとは異なる魅力をみせています。

吉田カバン ラゲッジレーベルのビジネスバッグ


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ポーターガール

女性が使いやすいように考えて作られたポーターガール

商品価格帯 約1万円~約4万5千円

2009年に発表された「ポーターガール」。女性向けのポーターブランドで、働く女性におすすめです。
ワークテイストを効かせたシンプルながらも都会的なデザインが人気です。
黒系が多いポーターやラゲッジレーベルに対して、ポーターガールには明るい色のラインナップもたくさん準備されています。
ショルダーバッグ、トートバッグ、ブックバッグなどのラインナップがあり、それぞれのラインナップには、色だけでなくサイズ違いも品揃えされているので、服装、ライフスタイルや持ち運ぶ荷物の量によって選べるのは働く女性にとってうれしいオプションです。 吉田カバン/ポーターガール シア(PORTER GIRL SHEA) トートバッグ(L) 871-05120 ポーターガール シア
軽量でさりげない光沢があるポリエステルツイル生地を使用し、色味を抑えシックに仕上げたレディースカジュアルシリーズ。
メンズライクな雰囲気を取り入れ、普段使いだけでなくビジネスでも使いやすい機能を備えて、女性が持ちやすいサイズバランスに仕上っています。

吉田カバン ポーターガールのビジネスバッグ


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