ビジネスバッグ選びのヒント

かばんのお手入れ・収納/ビジネスバッグの種類

かばんのお手入れ

お気に入りのかばん、大切なかばんをきれいな状態で大切に使いたいですね。かばんを長持ちさせてキレイな状態に保つには使い方と同じぐらい手入れが重要になってきます。

ナイロン製かばんのお手入れ

ナイロン製かばんの手入れは、革鞄と比べると、それほど神経質になる必要はありません。洗濯機で丸洗いするようなことさえしなければ手入れが仇となることは少ないです。
汚れが気になった都度、または1ヶ月に1回ぐらいの頻度で、硬く絞った濡れタオルを使って拭いてあげるだけで長くキレイに使うことが出来ます。
ナイロン製かばんのお手入れ方法は次のような方法があります。
・薄めた中性洗剤をつけたタオルでたたくように拭く。
・落ちない汚れは中性洗剤でやさしく手洗いする。
・表面のコーティングがはがれてしまう(撥水効果などがなくなる)ので、洗濯機での丸洗いは止めましょう。

革製かばんのお手入れ

革鞄の場合は使った後に毎回、手入れをするのがベストです。毎回手入れをするのが面倒であれば、月に1度だけでも手入れをするだけでかばんを長くキレイな状態で使うことができて、かばんを長持ちさせることが出来ます。
革鞄のお手入れ方法は次のような方法があります。
・こまめに(できれば使ったあと毎回)柔らかい布で乾拭きし、ブラッシングで汚れを取り除きましょう。
・月に1度は乾燥した革にクリームで栄養補給をしましょう。
・革鞄はとても湿気に弱いので防水スプレーで水分からカバンを守りましょう。

乾拭きは革にツヤを出す効果もあるので一石二鳥です。またスエードやヌバックなどの起毛革鞄をブラッシングする時は毛の流れに沿ってブラッシングするようにしよう。
革は水に弱いので水拭きは汚れが余程ひどい時だけにして、なるべく避けましょう。水拭きの後は必ず乾拭きをしっかりしましょう。
革にはもともと油分が含まれていますが、空気などに触れたり手で触ることにより少しずつ油分が奪われ乾燥します。
乾燥すると人間の肌と同じでカサカサになり、さらにはヒビ割れを起こしてしまいます。そうなると元には戻せないので、そうなる前にクリームで栄養補給をしましょう。革鞄専用のオイルクリームを使うのがベストです。
クリームや防水スプレーを初めて使用する場合の注意点・・・必ず鞄の同じ素材・色で目立たない箇所でテストしましょう。色落ちしたり変色したりすることがありますので必ずテストは必要です。
革鞄のメンテナンス用品 革鞄のクリーム

革鞄の汚れ落としクリーナー 革鞄の防水スプレー

革製かばんの汚れがひどいときやカビが生えてしまったとき、どうする!?

日頃使っているかばんの汚れ(しみ、色落ち)がひどいときや大切なかばんにカビが生えてしまったときには、カバンのクリーニングのプロに任せるのも1つの手です。特に革鞄にカビが生えてしまった場合は、素人がきれいにしようとするとかえって悪化させてしまって取り返しのつかなくなることがあるので注意が必要です。シミ取りも同様です。
気になる料金ですが、大きさやブランドによって数千円から2~3万円というのが一般的な相場です。
正直、決して安くはありませんが買い換えることを考えるとそれほど高くはないかも・・・です。大切な愛着あるかばんをキレイに長く使うための必要経費と割り切るのも良いかもしれません。
クリーニングには撥水加工サービスが付いている場合が多く、クリーニングに出すとその後の汚れも付きにくくて耐久性にも非常に良いので長くキレイに保ことが出来ます。
大切なかばん、特に革鞄は使用後の簡単なお手入れやメンテナンスに加えて、定期的にクリーニングに出すのがおすすめです。
毎日使うかばんなら年1回のクリーニング、使用頻度がそれほど高くないかばんなら、2~3年に1度ぐらいの頻度でクリーニングに出すのが良いでしょう。

かばんのクリーニング


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かばんの収納について

せっかくいろいろ悩んで、検討して購入したかばんなので、買った後も大事に使いたいですね。
かばんを収納するときも形崩れや汚れ、カビなどに気をつけて収納しましょう。たとえば出張用ビジネスバッグは出張がないと置きっぱなしになり、場合によっては収納している時間のほうが長いということもあるので気をつけたいものです。

ビジネスバッグの収納

形崩れを防ぐためにバッグの中に新聞紙などの紙を丸めて詰めて形を整えて収納しましょう。購入したときに通気性のある袋が付いていれば、その袋に入れて押入れなどに立てて収納するのが良いでしょう。
ナイロン袋やポリ袋など通気性のない袋に入れてしまうとカビ発生の原因になるので気を付けましょう。
小さな鞄は袋に入れて、かご等にしまえば、ほこり等の汚れを防げて、かつ通気性も良いのでカビも防げるので良いです。またかばんの中に詰めるのは新聞紙が良いです。湿気を吸ってくれるので。


かばんの種類

かばん選びで知っておくと役に立つ、かばんの種類と特徴について紹介します。

ブリーフケース

ace./EVL-3.5シリーズ ブリーフケース 62001 ブリーフケースはビジネスパーソンが一般的に使用しているビジネスバッグの種類の1つといっても過言ではないと思います。
ブリーフケースとは、使用目的によって分類されたかばんのカテゴリーです。つまり書類=ブリーフを入れることを目的とするかばん全般を指して、ブリーフケースと呼びます。ですからかばんの素材がナイロンでも革でもブリーフケースと呼びます。
昔はブリーフケースといえば書類が入る程度の薄型の手提げ革製カバンが主流でしたが、今は利便性や機能性のために改良が進み、軽量化のためにナイロン製のものが主流になっています。
また手提げだけでなく、肩から提げれるようにベルトが付いた2WAYブリーフケースや、さらにリュックタイプとしても使える3WAYブリーフケースがあります。

ショルダーバッグ

土屋鞄製作所/プロータ防水 フラップファスナーショルダー ブラウン ショルダーバッグは、その名のとおり、ショルダー「肩」に掛けるカバンです。
両手が使えて、荷物がすぐに取り出せるという利点があるのが特長です。スーツやジャケットスタイルとの相性も良く、ブリーフケースと並んで、ビジネスバッグとしてよく使われているかばんの種類の一つです。
ショルダーバッグのメイン収納部の形状は、主に2種類あります。1つはフラップタイプ、もう1つはファスナータイプです。
上の写真はフラップタイプで、かばんの荷物が少し出しにくいですが防犯面では優れています。またかばん本体に防水処理が施されていれば、よりかばんの中身が雨などで濡れにくいというメリットがあります。

バックパック、リュックサック

マンハッタンパッセージ/エスト2 ウェルオーガナイズド シティバックパック #5416 自転車・バイク通勤におすすめのバックパック・リュックサックです。
バックパックは英語で「backpack」、リュックサックはドイツ語で「rucksack」と書き、どちらも「背中に担ぐ荷物袋」という意味です。
なのでバックパックとリュックサックには違いはありません。
日本では以前、登山などで使用する大型のかばんを「バックパック」、日常生活で使用する小型のものを「リュックサック」と呼ぶことが多かったですが、最近では同じ意味で用いられることが多くなりました。「ザック」と呼ぶこともありますが、これは「rucksack」のドイツ語の発音「ルックザック」を略したもので海外では通じません。
健康志向から自転車通勤の方が増えていることや、かばんを背負っていても両手が使えて機動的なことから、最近、特に人気が高まっているビジネスバッグカテゴリーです。
ただし電車などで背負ったままだと周りの方に迷惑になったり、防犯的にも良くないので、マナーに気を付けて使いたいところです。

トートバッグ

土屋鞄製作所/ディアリオ トールトート ブラウン トート(tote)には「持ち運ぶ」や「袋、かご」という意味があり1900年代になると、かばんの名称として使われるようになりました。
トートバッグとは形状によって分類されていて、四角い形状で持ち手が2本あるカバンを指します。上部が大ききな開口部になっているのが特徴でしょう。素材は、皮革からナイロン製、キャンバス(帆布)製など多種多様です。
トートバッグは間仕切りが少ないものが多く、この点がメリットでもデメリットでもあります。大きなものをガサッと入れることが出来る反面、細かい小物類を整理するのには不便です。小物の整理のためにバッグインバッグを使っている方も多いと思います。
トートバッグを通勤などのビジネスバッグに使っているのは働く女性に多いように思います。手で提げても肩に掛けてもビジネス然としていない上品でおしゃれな雰囲気がトートバッグの特徴といってよいかもしれません。

スーツケース

リモワ/エッセンシャル チェックインMキャリーケースとスーツケースの違いは?」で解説しているとおり、キャリーケースとスーツケースとに厳密な違いはありません。なのでキャリーケースとスーツケースは同じ説明になりますが、もっとも一般的と思われるスーツケースの説明を記載します。
スーツケースとは旅行用の中型から大型のかばんを意味します。
スーツや洋服など旅行のため必要なものを運ぶのに便利なカバンになっていて、2枚貝のように蝶番で開くことが出来て鍵が付いているのが特徴です。
材質はABS樹脂やPC(ポリカーボネート)を用いたものが多いです。ポリカーボネート製は比較的高価なスーツケースに採用されています。また小さなスーツケースはナイロン製のものも多くあります。
以前は下の写真のようなスーツケースもありましたが、最近では、ほぼすべてのスーツケースの底部に小さな車輪が付いていて伸縮する取っ手を引っ張って転がして重い荷物も運ぶことが出来るようになっています。 スーツケースはスーツをいれるために作られたかばん ビジネス用途としては、海外出張や長期の出張(4、5日以上の宿泊)に用いることが多いと思います。

トロリーバッグ/キャリーケース

バーマス(BERMAS) ファンクションギア プラス トラベルタイプ(FUNCTION GEAR PLUS TRAVEL TYPE) No.60421:横型2輪キャリー36c トロリーバッグはキャスター(車輪)と取っ手が付いたバッグを意味します。もとは客室乗務員(フライトアテンダント)が使用していたのが、はじまりと言われています。
キャリーケースやキャリーバッグとも言いますがキャリーケースもキャリーバッグも和製英語なので海外では通じません。英語ではトロリーバッグと言います。
最近では、ほとんどのスーツケースにキャスターが付いているのでスーツケースとトロリーバッグの意味にほとんど差異はありませんが、ニュアンスとして、スーツケースというと「ABS樹脂やPC(ポリカーボネイト)製、鍵付きでキャスター付きの旅行や出張専用のカバン」を指して言い、トロリーバッグというと「ナイロン製などの旅行用途以外でも利用できるキャスター付きのカバン」を主に意味するようになっています。詳しくは「キャリーケースとスーツケースの違いは?」で解説しています。

アタッシュケース

ゼロハリバートン(ZEROHALLIBURTON)/SLシリーズ アタッシェ(シルバー) 94351 一般的には銀色のジュラルミン(アルミニウム合金)製の箱形の手提げカバンをイメージするのでないでしょうか。
かつて大使館員(仏語:attache アタッシェ)が書類を携行するのに用いていたことからこの名前が付きました。正確には「アタッシェケース」と呼ぶのですが、誤読の「アタッシュケース」が一般的になっています。
素材もアルミ製のほか、レザー製、ナイロン製、ポリカーボネート製など色々あります。
アタッシュケースといえば映画のヒーローや銀行の現金輸送ぐらいのイメージしかありませんでしたが、最近、若いサラリーマンの人がビジネスバッグとして使っている姿をときどき目にするようになりました。なかなかクールでかっこ良いです。

ダレスバッグ

土屋鞄製造所/ダレスバッグ マチ幅の広い口金式のブリーフケースを意味します。
米国のジョン・F・ダレス特使が愛用していたことから銀座の老舗鞄店が命名して大人気となり、この名がつきました。米国ではカルテ、診療器具など携行品の多い医師が多く使用することからドクターズバッグとも呼ばれます。
素材は硬くて厚い牛革が用いられることが多いです。
かつては堅牢かつ容量自在なブリーフケースとして普及していたが、ナイロン製の軽量カバンに押され気味です。しかし現在もその機能性と風格溢れる佇まいからビジネスマンのための最高級ビジネスバッグとして憧れの逸品であることには違いありません。


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